塾での指導を始めて10数年。以前

までと比べて，負けず嫌いな子が

少なくなっているように感じます。

僕は，昔から超が付くほど負けず

嫌いです。

小学校６年生のときです。週１回の

漢字テスト・計算テストで満点をとる

と金ピカのシールがもらえました。

このシールを貼る表はクラス全員が

見ることができる場所に掲示されて

いました。燃えましたね。

「ライバルは，ＮさんとＹさん。２人

とも漢字テストはまず落とさない。

僕は計算テストで満点を取り続けて，

プレッシャーをかけ続けるしかないな。」

「『態』と『熊』を間違える痛恨のミス…

やってしまった…年間１位の座が…」

と日々全力でぶつかっていました。

すると，冬の懇談会で母親が担任の

Ｓ先生からこんなことを言われました。

「田中くんは勉強がよくできます。

ただ，それにこだわり過ぎています。

毎回の小テストで『勝った！』

『負けた…』と騒ぐのはどうなんで

しょうか。もう少し協調性を…」

家でこの話を聞いた田中少年は

キレました。

「金ピカのシールで競争をけしかけた

のは先生ですよね？僕はその競争に

参加しただけ。注意される意味が

わからない。」

その後も田中少年は変わることなく

必死にテストとぶつかりました。

協調性は大人が子どもに押し付ける

ものではなく，必死に生きて，たく

さんぶつかって，ときに傷ついて，

少しずつ身に付けていくものです。

話は最初に戻ります。

「負けず嫌い」

塾生のみんなにも，この「怒り」にも

似たエネルギーを上手く扱えるように

なってほしいです。

学校の先生から高校の進学実績しか

考えていないような指導をされる。

クラスメイトから「おい，〇〇！何点

だったー？」と点数をバカにするため

に話しかけられる。

時期的にもこういう嫌な思いをする

タイミングです。

もちろん手を出したら負けです。

僕らの反撃の仕方は，勉強をして，

結果を出すことです。

次の機会までに武器を磨いて，

爽やかに言いましょう。

「先生に『お前には絶対無理』と

言われましたが，諦めずに頑張って

良かったです。ご指導ありがとう

ございました。」

「今回は88点だったよ。復習を頑張った

成果が出始めた形かな。でもまだまだ

甘いから勉強に戻るね。」

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受付を停止しております。再開は

2025年２月を予定しております。

（田中）

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