かきつばた祭り
2021.05.11
こんにちは! 伊藤です。
5月の大型連休も終わり、多くの中学校で
1学期の中間テストが実施される時期に
なりました。今回のテストは、範囲が比較的
狭かったり、内容も計算や基本事項が中心
であることが多かったりと、努力が報われやすい
試験ではないかと思います。
ぜひ、ベストを尽くして頑張ってください!!
さて、あっという間に5月に入り、初夏の
陽気を感じる日が多くなってきました。
5月上旬には、知立市と刈谷市の市の花、
そして愛知県の県の花にもなっている
かきつばたが見ごろを迎える時期でもあります。
中でも、知立市八橋のかきつばたは、
平安時代の歌人、在原業平が伊勢物語の
東下りの中で、その美しさに魅せられて、
「かきつばた」の5文字を用いて、
「からころも きつつなれにし
つましあれば はるばるきぬる
たびをしぞおもふ」という歌を詠んだことで
知られています。知立校の前にある
マンホールの蓋にも書かれていますので
気になる人はぜひ探してみてください。
毎年4月終わりから5月上旬にかけて、
知立市八橋の無量寿寺では、かきつばた祭り
が開催されています。昨年は新型コロナウイルス
感染症の影響で中止になってしまいましたが、
今年は規模を縮小して開催され、美しい紫色の
かきつばたを見物することができました。
かきつばたにもいろいろな色があり、
赤みの強い花や白い花も少数存在します。
かきつばたと見た目が似ている植物に、
あやめや花しょうぶがありますが、
花の中心の模様が違うことや、生息地の
違いによって判別することができます。
知立市のかきつばたも、かつて数が激減し、
その存続が危ぶまれる時期もあったようです。
今では保存会の有志の方々の活動により
順調に数も増え、歴史的な八橋のかきつばた
の光景が守られています。
花を見ながらお寺の境内をゆっくり
散策し、歴史や自然に触れていると、
だんだんと心も穏やかになっていく
ような感じがします。
この美しい風景がいつまでも続いてほしい
ものですね。