お正月料理
2021.01.05
明けましておめでとうございます! 伊藤です。
あっという間に1月5日、昨日から仕事始めという
方々も多かったのではないかと思います。
この度の年末年始は新型コロナウイルスに
加えて大寒波による大雪などで例年通りとは
いかない静かなお正月を迎えられた人も
多かったのではないでしょうか。
高校3年生は共通テストまで本当に残り僅か、
中学3年生もいよいよラストスパートです。
心を強く持って、体調に気を付けて残りの
期間をより良いものにしていきましょう!
さて、心身の健康は食事と睡眠から。
ということで、2021年最初のブログは
お正月にちなんだ料理ネタでお届けします。
2021年最初の料理はお正月料理の定番
でもあるお雑煮です。今でこそお正月料理
として定着した雑煮ですが、もとは年中行事に
お供えした供物を煮て混ぜて食べた、
「煮混ぜ」がその由来で、縁起物のお餅を
入れて新年に食べる習慣ができたのは、
庶民も何かと縁起物を好み、
食文化も大いに発展した江戸時代に
なってからのようです。
味付けやお餅の種類は様々で、
京都は白味噌の雑煮だったり、
香川ではあん餅を入れたりします。
上方の文化を受けた西日本では、円満を
表す丸餅が使われるのが一般的です。
一方、東国の武士の影響を受けた東日本では
角餅に切る前の「のし餅」が、敵をのす(倒す)
につながるとして好まれ、また人口の多かった
江戸では、人の手で丸める丸餅は生産性が悪く
大量に生産できる角餅が多く作られたため、
今でも東日本では角餅が多くみられます。
今回作ったお雑煮は、広島の雑煮ということで
広島特産のかきを使ったかき雑煮です。
昆布とカツオの出汁に、具材の鶏ももと
かきの旨味が合わさった、素材の良さを
存分に感じることができる上品な雑煮に
仕上がりました。
忙しいとつい等閑になりがちな料理や食事。
空腹を満たせばいい、栄養補給ができれば
十分という見方も当然できますが、
せっかくなら五感でその良さや奥深さを
感じて豊かな食生活を送りたいものですね。