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秋の深まり

秋の深まり

2020.11.20

こんにちは! 伊藤です。

今年も残り1か月と少しになりました。

毎年のように1年が過ぎるのはあっという間に

感じますが、今年は特に早く感じられます。

世間はまだまだ穏やかではありませんが、

お互いに体調管理に留意して頑張りましょう!

さて、11月も下旬となり、コスモスの時期から

本格的な紅葉の時期になりました。

愛知県の紅葉スポットとしては、足助町の

香嵐渓が有名ですね。毎年多くの人が

紅葉狩りに訪れて賑わいを見せています。

今年はライトアップは中止になっていますが、

それでも多くの人でにぎわっているとのこと。

平日の昼間でも近くの足助大橋付近では

かなり渋滞となる日もあるようです。

香嵐渓の紅葉は昨年訪れたので、今年は

豊田市稲武町にある大井平公園に

足を運びました。稲武町は豊田市の北部に

位置する長閑な場所で、岐阜県との

県境にもなっています。

そんな稲武町にある大井平公園は、

江戸時代にこの地の名主を務めた

古橋家6代当主であり、天保の飢饉に

際して借米・借金を行って救民に

尽力した古橋暉皃(ふるはしてるのり)の

逝去ののち、古橋家が造営した公園です。

「風のつり橋」とよばれるつり橋から見る

名倉川の紅葉はとてもきれいで、

心落ち着く風景が広がっています。

不思議なもので、同じ赤や橙、黄といった

暖色でも秋の深まりとともに自然の中で

紅葉する山々の色合いは、暖かさとは

また別の落ち着きや侘しさなどの相反する

感覚を抱かせる気がします。

赤や黄といった鮮やかな色彩に染まり、

やがて褐色の落葉となり、冬を迎える。

紅葉と冬の訪れは、まさに諸行無常を視覚的に

感じられる一場面であるように思います。

秋は「空き」、冬は「殖ゆ」、

夏は「充つ」、春は「張る」

と語源を一にする大和言葉の美しさと

奥深さに思いを馳せながら

ゆっくりと紅葉を眺めていました。

近くの温泉で心身ともに温まったのち、

ほど近い面ノ木園地に向けて車を走らせました。

面ノ木園地は標高1200mを超える高台に

位置します。次回は面ノ木園地について

紹介したいと思います。

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