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必ず春は来る

必ず春は来る

2020.04.06

こんにちは!伊藤です。

連日コロナウイルス関連のニュースで

持ち切りですね。

ネットニュースのコメント欄やSNS等では、

不安をあおるような書き込みや、

真偽不明の情報、個人的感情で

公人を攻撃するような内容も

散見されているようです。

暗い話ばかりで気が滅入りそうですが、

こんなときこそ、冷静に自分の頭で

今の状況やとるべき行動を考える必要があると

思っています。

未曽有の危機に直面した際、我々は

思考停止に陥りがちです。

これは歴史の教訓であると思います。

世界恐慌やそれに続く第二次世界大戦下では、

多くの人々が思考停止に陥り、

国家や個人の暴走を許してしまいました。

今回のコロナウイルスによる世界的危機は、

経済的にはリーマンショック、すなわち

2008年の世界金融危機を超えるとも

言われています。

我々一人ひとりが、情報を十分に収集し、

その情報について自分で批判的に検討し、

決して感情的になることなく、

今自分が取るべき考動をする必要が

あると思います。

そのためには、日頃から自分で考える習慣を

つける必要があります。

自分で考えるには、

自分の思考する上での基盤が必要です。

その基盤となるのが、

義務教育たる小中学校での学習内容だと

強く感じています。

小中学校での勉強は絶対に、

決して無意味なものではありません。

土台となる知識を身に付け、

考える力を養ううえで

必要不可欠なものだと思います。

休校措置が続く中、

どうか一時的な快楽に走ることなく、

自主的な家庭学習に取り組んで

ほしいと切に思います。

さて、前置きが長くなりましたが、

というよりもはや前置きの方が本題

かもしれませんが、タイトルの話題に移ります。

こんな状況なので、中々外出することも

できずに家に閉じこもっています。

山菜として有名なゼンマイ

去年の春期休講はどんな過ごし方を

してたんだろう、

そう思って過去の写真を見てみました。

カタクリの花 可憐な薄桃色の藩を咲かせる

花の写真が何枚も保存されていました。

去年は地元に帰省したり、

他にもいろいろ出かけたりして、

記憶が薄れていましたが、

豊田市足助町の香嵐渓にカタクリの花を見に

足を運んでいました。

香嵐渓は東海地方屈指の紅葉スポットですが、

春にはカタクリという美しく、貴重な花が

一斉に花を咲かせる群生地でもあります。

カタクリという植物は知らなくても、

かたくり粉は誰もが知っているはず。

かたくり粉は文字通り、カタクリの根茎から

とれるデンプンを利用したのが由来なんです。

香嵐渓にある太子堂

しかし、花の美しさゆえに乱獲が進み、

今では中々お目にかかれない珍しいものに

なってしまいました。

このカタクリ、花を咲かせるまでに

6~7年かかるようです。

そんな長い年月を乗り越えた個体が

美しい花を咲かせ、次の世代を作っていきます。

今年も香嵐渓のカタクリは美しい花を

一斉に咲かせて、見るものを

魅了したことと思います。

たとえ見に来るものが誰もいなくても、

春が来ればただ自らの命の花を咲かせます。

それが自然のあり方です。

我々人間も、学ぶべきことがあるように思います。

周囲を気遣う、空気を読む、

これは日本ならではの文化、習俗であり、

世界に誇るべき思いやりの心だと思います。

しかし、それ以上に大切なのは、

ただ周囲に合わせればよい、

流れに任せればよい、

多数派(≒普通)に合わせればよい、

ということでは決してないということです。

ヒトリシズカという山野草 相通ずるものがあるような…

自分で考え、自らの意見を持ったうえで、

他人の考えも尊重し、両極端に陥らず、

中庸を選択するべく思考する。

それを忘れてはなりません。

思考停止と全体主義に陥った

国家がどうなったか、

繰り返しになりますが、歴史の教訓として

熟考すべきと思います。

中3の皆さん、今年度からいよいよ受験生です。

まだ実感がわかないという人も

少なくないはずです。

今の段階で実感がわく必要は全くないです。

それ以上に大事なのは、

日々の生活や学習を通して、自分で考え、

努力するという習慣をつけることです。

時間が十分にある中、学生の皆さんには

これをチャンスと捉えて、

今自分のやるべきことをやってほしいと

思います。

ユキワリイチゲ 春は必ず来る

必ず春は来ます。

その来るべき春を迎えるために、

一日一日を丁寧に生きていきましょう。

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