奥山田のしだれ桜
2020.04.02
こんにちは!伊藤です。
昨日は久しぶりにまとまった雨でしたね。
まさに春雨です。
春の天気は移り変わりやすいのが特徴です。
揚子江気団による移動性高気圧の影響で、
高気圧と低気圧が交互に訪れるので、
約4~6日周期で天気が変動していきます。
この時期の気候を表す言葉に
三寒四温というのもありますね。
3日寒い日が続いたら4日暖かい日が続く
という意味合いです。
近所の桜も次第に咲き始める中、
ソメイヨシノなどよりも早く満開を迎える
桜も存在します。
川津桜や江戸彼岸などです。
江戸彼岸は野生種の桜で、代表的な桜の
ソメイヨシノのクローン母体になっています。
ソメイヨシノの母親の桜ということですね。
樹齢が長いことも特徴の一つで、
1000年を超えるものも存在します。
西三河の岡崎市にも、江戸彼岸の巨木、
奥山田のしだれ桜が存在します。
持統天皇のお手植えと伝わるこの桜は、
樹齢1300年ともいわれており、時期になると
約17mの高さから流れ落ちるように
淡紅色の美しい花を咲かせます。
その枝が風になびく姿からは柔らかな
美しさが感じられ、大変風情がありました。
コロナの影響で長居はできませんでしたが、
今年も春の風物詩を肌で感じることが
できました。