年始の1冊
2020.01.05
ビジネス書ランキングで上位をキープして
いた本です。中々の分厚さなので,年始の
時間を活用して読みました。
あらすじは,多くの人が勘違いしている
ことを,国連等の国際機関が出すデータ
を基に訂正していくというものです。
なぜチンパンジーの画像を載せるのか。
この本を読むと分かります。やや難解な
部分もありますが,中学生であれば十分
理解できる読みやすい文章です。
筆者はハンス・ロスリング
この本の構想・執筆中にすい臓がんでこの
世を去りました。体の状況が厳しいことも
あり,大袈裟に書くことで本を売り,名声
を上げようという功名心や,若い頃の失敗
を隠して理想の自分を演じようという虚栄
心は全くありません。
「世界は日々進歩している。感染症・戦争
・金融危機・地球温暖化・貧困といった
向き合うべき課題は確かにある。しかし
確実に日々進歩している。」
ハンスさんが発信している,未来を生きる
人たちへの勇気が出るメッセージです。
塾講師として,未来を生きていく子ども
たちに「頑張った先にある未来」を語る
ために,日々勉強です。常に向上心!
(田中)