爽秋の飛驒紀行【後編】
2019.11.03
こんにちは!社会科の伊藤です。
今日は11月3日、文化の日ですね。
1946年の今日、日本国憲法が公布され、
日本は戦後の新しい一歩を踏み出しました。
11月3日は戦前、明治節と呼ばれた
明治天皇の誕生日でもあります。
今回は前回に引き続き飛驒紀行の続編です。
荘川インターから車で約30分、
大野郡白川村の荻町集落に向かいます。
道中は、本当にこの道であってるのか…
と、思うくらいの田舎道ですが、
「世界文化遺産 白河郷」の標識も見え、
無事に到着しました。
「白川」の名前の通り、
本当に白っぽく美しい川が流れていました。
出会い橋と呼ばれる吊り橋を渡って、
世界文化遺産、白川村の荻町集落に入ります。
里山の麓に合掌造りの古民家が立ち並ぶ、
自然美と人工美が調和したとても
美しい町並みがそこにはありました。
美しい集落内に流れる水路には、
色とりどりの鯉や大きなニジマスが
ゆったりと泳いでいました。
ずっと変わらない、古き良き日本の原風景が、
ここにはあるような気がしました。
誰もが懐かしさを感じ、温かみがある。
これまでに訪れてきた世界遺産とはまた違う、
白河郷ならではの魅力を感じることができました。
白河郷を散策し、
旅の良さやゆったりとした時間への
憧れを感じながら、白川村を後にしました。
その後、近くにある白山ホワイトロードを通って
秋の紅葉した白山を眺め、
渓谷を眺めることにしました。
白山ホワイトロードは、
標高約1200mまで車で走ることができる
風光明媚な林道です。
白山中腹はちょうど紅葉が見ごろを
迎えていました。
沈みゆく夕日の美しさと相まって、
非常に美しい光景が広がっていました。
白山ホワイトロードの終点付近、
石川県白山市に差し掛かったころ、
まさかの野生のニホンザルに出会いました。
人間にも車にも慣れているようで、
全く逃げようともしません。
カメラ目線で写真も撮らせてくれました。
金沢で一泊しようかな…
とも思いつつ、結局帰宅することにしました。
帰路は石川、福井、岐阜、愛知の長旅です。
途中、岐阜県郡上市大和の道の駅で休憩。
この道の駅には、温泉も併設されています。
日本は環太平洋造山帯位置する
世界有数の温泉国です。
しばらく温泉とは縁がなかったこともあり、
せっかくなので10数年ぶりに温泉に入りました。
時間帯も遅く、空いているということもあり、
大きなお風呂で
ゆっくりと温まることができました。
温泉には様々な効能があります。
「効能書き」として、
多くの温泉で記載しているはずです。
郡上大和の湯でも
疲労回復などの効能が書かれていました。
温泉の良さを感じ、愛知県内にも
いくつかの温泉地があったことを思い起こし、
月末休講期間に愛知の温泉にも足を運ぼうと、
そう思い、全国でも少ないラドン温泉である
猿投温泉に行ってみることにしました。
次回は霊峰猿投山のふもとに位置する
愛知県内で初めて飲泉許可を得た猿投温泉を
紹介したいと思います。