よくできたね…🤔
2025.07.10
小学生の授業は、まず宿題確認、丸つけから始まります。
ここで困ることは、
途中式がないこと。
または、
式を消していること。
です。
算数の式は、
自分が、どのように考えたのかを残したもの。
式がない場合は、どのように考えたのかがいまいち分からなくなります。
暗算でできる場合も、もちろんあります。
しかし、我々先生から見ると、生徒の学力と照らし合わせて、暗算では難しいのではないか、と判断するものもあります。
また、解き直しも同様。
間違った問題の『答えだけ』書いてある場合があります。
こんなときは、
『どうやって答えを出したの?』
と聞きます。
自分で考えて答えを導き出した生徒は、説明ができます。
しかし、なんとなく答えを『書き写した』だけの生徒は、
『え…。うーん…。』
という反応をします。
小学生の算数。
角度の問題です。
『時計で、長い針が3分進むと、進んだ分の角度は何度になるでしょう。』
というもの。
ある生徒が間違っていたので、解き直しをさせたところ、
式もなく、
『18度』と書いてありました。
本当に理解しているのだろうか?
と思い、
『これはどんな考え方をしたの?』
と聞きました。
すると、
『え、うーん…』となります。
結果、式を書いて正解を出しましたが、
すぐに答えられなかったあたり、ちょっとあやしい…。
自分で考えることができなければ、言葉や数字が変わっただけでも、問題を解けなくなります。
『理解すること』を大切にして、勉強を進めていかないと、
テキストは️⭕️が多くても、テストで❌が目立つ結果になりかねません。
今回は小学生でしたが、中学生も同じです。
夏休みまであと1週間ほどです。
そして、8月からは夏期講座が始まります!
夏休みまでに勉強したことの復習、
次のテストへの勉強など、
理解力を高め、実力アップの夏にしていこう!


近藤