中学生の指導をしていると，子ども

たちの計算力が，年々低下している

ように感じます。

要因はたくさんありますが「生活が

便利になり過ぎて数字や単位の感覚

を養う経験が不足している」ことに

集約されそうです。

ぜひご家庭でも

「名古屋まで20キロだね」

「300円分まで買って良いよ」

など，数字や単位に触れる機会を

設けてあげてください。

加えて，複雑な計算と

ぶつかったとき

①大変だからやらない。

②大変だから丁寧に計算する。

③大変だから工夫して計算する。

この中からどういう対応をしている

かをチェックするのことも大切です。

①は大ピンチです。一緒に楽しく

勉強をするところからスタートです。

②も意外とピンチです。解答用紙が

筆算まみれになっているとき，大人

は「コツコツ真面目に勉強している」

と評価しがちですが，子どもたちは

「苦行を嫌々やっている」と感じて

いることが多々あります。

③がGoodなのは言わずもがなです。

②と③の見分けは非常に難しく，何も

考えず，でたらめに計算をしているの

か，頭をフル回転させ，工夫して計算

をしているのかは判断が難しいです。

「うちの子は真面目にやっている

のに成績が…」

という場合は，こういうチェック

ポイントを設けると良いかもしれ

ません。その他お困りごとがあれ

ば，お気軽に校舎までご連絡くだ

さい。

（田中）