上には上がある
2023.05.19
数学科の佐藤です。
今回は、私の友達のO君のエピソードを一つ紹介したいと思います。
O君は中学時代からの付き合いで、チームこそ違いましたが、野球仲間として親睦を深めている友達です。
O君は野球がとにかく上手で、高校は全国制覇を何度も果たしている県内屈指の強豪校へと入学しました。
入学後は更に飛躍を遂げ、高校3年生の最後の夏の大会ではエースナンバーを背負います。
県予選を圧倒的な力で勝ち抜き、見事甲子園出場を果たしました!
「凄ぇ〜、O君が甲子園で投げているところを見られる🎶」
と、テレビの前でワクワクしながら待機している自分。
そしてプレーボール⚾️
しかし……
O君の姿がありません。
マウンドには、全然知らない投手がマウンドで投げています。
「嘘だろっ!?」
と思い、その投手のプロフィールを見ると、何と1年生……(・Д・)
O君は甲子園目前にして、1年生にエースの座を奪われてしまったのです。
しかもその試合で完投勝利。ニュースでもその1年生の快投が大々的に報じられていました。
これを機に、「上には上がある」という言葉の重みを改めて感じました。
自分が1番だ!!
と思っても、周りを見渡せば自分よりも優れているものは、ごまんとあります。
これは勉強にも言えることで、
「今日、自分より勉強した人はいないだろう〜」と感じたとしても、ほぼ間違いなくいるでしょう。
特にテスト週間の学校が多い今の時期は、特にそれが言えます。
努力に限界はありません。
「これでもかっ!」ってくらい努力を積み重ねて、後悔のない人生を歩んでいきましょう。
佐藤
p.s.
余談ですが、O君からエースナンバーを奪った1年生は、プロ野球選手となり、中日ドラゴンズでバリバリ活躍している現役選手です(笑)
気になる人は調べてみて下さいね。