上善は水の如し
2019.06.14
こんにちは!社会科の伊藤です。
あっという間に6月も半ばですね。
今月下旬から今月末にかけて、
多くの中学校で定期テストが実施されます。
勉強に王道はありません。
やるべきことは多く、
時間は限られているかもしれませんが、
そういうときこそ、当たり前のことを徹底する、
「凡事徹底」を心がけてください。
目の前の課題に真摯に取り組むことの重要性。
分かっているけど、実際は中々難しいですよね。
それは老若男女問わず言えることかもしれません。
ときには壁に直面して悩むこともあるでしょう。
誰だってそうだと思います。
むしろ問題意識や改善意欲、
向上心を持っているからこそ、
理想と現実とのギャップに
思い悩むのではないでしょうか。
結果が出ているか否かはいったん置いておいて、
心を落ち着けて、自分を俯瞰してみる。
目標がある、それに向かって努力している自分がいる、
そのことに気づくだけでも十分立派なことだと思って、
自分を褒めてあげましょう。
心を落ち着け、穏やかな時間を過ごしたいとき、
私はなるべく自然に触れるようにしています。
特に好きなのが滝やそこに流れる川です。
川の流れや流れ落ちる滝を見ているだけで 心が洗われる思いになります。
水は高いところから低いところへ、
何にも逆らうことなく流れながら、
万人に恵みを与える存在です。
そして、川から海へと流れ込み、
蒸発して雲となり、雨を降らせ、
また大地へと戻って行き、その流れが再び川となる。
「上善如水」
老子を始祖とする道教では、
この水のような在り方こそ、
人間にとって理想の生き方だとしています。
そのような先人の思想に触れ、
そのような生き方に若干の憧れを抱きながら
ただ束の間の穏やかな時間を過ごす。
ある日の夕方、愛知県下唯一の
日本の滝百選である「阿寺の七滝」にて、
そのような思いに浸っていました。
伊藤