記憶って、どうするの…?
2025.05.12
中間テストの時期になりました。
1年生は中学生として初めてのテスト、2・3年生も新学年として初めてのテスト。
特に3年生は受験生として、今後の成績につながる大切なテストです。
また、以前から担当していた先生や新しく担当になった先生に、印象づけるチャンスでもあります。
教室開放、テスト対策授業をしていると、 『先生、社会の用語が覚えられません…』 という言葉が出てきます。
たしかに難しい…。
聞きなれない、見慣れない言葉や漢字を覚えるのは大変です。
個人的に英単語を覚えることにとても苦労したので、気持ちはわかります。
どうすれば覚えられるのか、テストや試験が近い人達は気になるものですよね。
”近藤”個人的には、
『インプットとアウトプットの繰り返し』
によって、徐々に記憶できていくものだと考えています。
新しいクラスメイトを覚えるときに、
『頑張ってみんなの名前を覚えよう!』 とは、あまりならないのではないでしょうか?
毎日顔をあわせ、挨拶をし、話さなくても視界に入るうちに、覚えていきませんか?
これは、 まず情報を頭に入れ、それを思い出したり、使ったりすることで、自然とインプットとアウトプットができているからだと思います。
そこに ”好き”が加わると、より大きな効果が出ます。
好きな人や芸能人、キャラクターなど、普通覚えてないようなことまで知ってたり覚えてたりしますよね。
だから、社会が好きという生徒は、先生以上に歴史や地理に詳しかったりします。
『なんでそんな人の事知ってるの!?』
『どこの国の話をしてるんだ!?』
ということが社会の授業ではあります。
以前働いていた職場で、
『英単語覚えるの大変ですよね』
と話したところ、
当時の英語の先生は
『簡単ですよ!アメリカ人かイギリス人の彼女をつくれば、嫌でも覚えます 笑』
とニコニコ話していました。
やっぱり”好き”というのは、すごいエネルギーを持っているようです。
社会が”好き”な場合は、
嫌でも覚えていけるかもしれません。
しかし、 社会が”苦手”という生徒は とにかく勉強した用語を使ってみよう!
とは言っても、日常的に世界地理の話や古墳時代の話などはしませんよね。
そこで、アウトプットに最適なのが、『学校課題の繰り返し』です。
問題演習で、覚えた用語を『使う』こと。
できるならば、覚えた用語から他の用語を思い出す訓練をすると、より勉強効果が上がると思います。
記憶って不思議なもので、1個思い出すと、芋づる式に他のことも思い出しませんか?
これをテスト勉強にいかしたい。
覚えよう、とテキストを見ているだけではなかなか覚えることはできない。
使わないと!
テスト勉強を頑張っている生徒たちは、インプットとアウトプットを意識し、物事を関連させた勉強をして見てほしいですね。

ちなみに、中3夏期講座のチェックテストは、この『記憶の関連性』を意識したものになっています。
お楽しみに!
近藤