高校生の国語対策
2024.06.19
「先生ー。国語の点数が伸びません…」
学習面談の時間に，主に高２生から
相談を受ける機会が続きました。
中間考査の反省点を洗い出すと
大切なポイントが２つ見えて
きました。
①中学校で勉強した「走れメロス」
「握手」「故郷」と同じ深さまで
読み込めているか。
これらの文章は，いまだにセリフ
を空で言える子が多いです。
また，あらすじもばっちり頭に
入っています。
逆に，「前回の中間考査で出題
された文章を説明できるか？」
と聞かれれば困ることでしょう。
つまりそういうことです。
まずは読み込みです。
②具体的な内容だけでなく，抽象
的なテーマを捉えているか。
国語の点数がとれない子は
「なんか美術の話でした。」
「なんか建築の話でした。」
という具体的な内容で理解
が止まっています。
一方，点数をとる子は
「明治維新以降の価値観の変遷」
「日本人の空間に対する認知」
など抽象的なテーマを捉えに
いきます。
２題，３題と問題を解き進めたとき
「具体的な内容が同じ文章」とぶつ
かる確率は低いですが「抽象的な
テーマが同じ文章」とぶつかる確率
はそれなりにあります。
高校生の国語は，日本語の能力に加え
て，総合的な学力が試されます。大変
な教科ですが，その分面白い教科です。
さー頑張ろうぜー！
（田中）
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