小・中学部ブログ

2026.07.28

センスを磨く

毎日本当に暑い日が続きますが、体調はいかがでしょうか??

こまめな水分補給と適度な塩分補給、そして十分な睡眠・休養を

心がけていきましょう!

また、暑さそのものによる疲労はもちろんですが、空調の利いた室内と

屋外の気温差による自律神経の乱れも体調不良の原因になるそうです。

夏バテや熱中症に留意しながら、この夏も無理せず頑張っていきましょう。


さて、先日、各校舎にて中3のプレ夏期講座が行われました。

他の先生方も書かれていますが、点数に一喜一憂するのではなく、

現在の自分の立ち位置や苦手単元、得意単元の把握を行うことで、

夏期講座以降の勉強をより充実したものに変える材料として活用してください。


特に数学や英語は積み重ねの科目ですので、中1・中2の苦手単元を放置すると

中3の内容にも大きな影響が出てしまいます。

この夏で中1・中2の苦手単元は一通り、基本問題をクリアできるように学習を進めましょう。


社会や理科の一部分野などは暗記色の強い内容が多いです。

これらの科目は勉強量と点数が比例しやすい科目ですので、

得意な人はこの調子で「ライバルに差をつける」レベルまで高みを目指しましょう。

苦手な人もここから学習量が増えてくれば確実に点数が上がると思いますので、

苦手だからと後回しにするのではなく、「やれば上がる」

という前向きな気持ちを持って学習に臨んでください!


昨今の入試や模試の問題では、社会科などの文系科目であっても、

思考力を問われる問題が多くみられます。

単純な知識問題ではなく、表やグラフを読み取ることで、そこから得られる内容を

正しく把握する力が必要になります。

そして、表やグラフには、生産量や生産額、生産量の割合などの複数の数字を

読み取り、計算して正しい内容を判断することが求められる場合もしばしばみられます。


例えば、地理の正誤問題の選択肢に

「ある野菜の全国生産量が9.9万tで、A県が占める割合が5.6%だったとき、

この野菜のA県の生産量は約630tである。」

というものがあったとしましょう(実際の問題では帯グラフに数値が記載)。

このような選択肢を見ただけで嫌になったりしていませんか??

結論から言うと、上記の選択肢は「×」です。

なぜならば、ある野菜のA県の生産量は、

9.9万t×0.056=5544tとなるからです。


実際に計算をすれば内容が間違っていることは明らかです。

ただし、時間の限られた入試本番などで実際に上記のような計算を細かくする余裕は、

おそらくないと思います。

そこで意識してもらいたいのが「数の感覚」というセンスです。


「与えられた数値を近い数値に置き換えて、ざっくりと計算する」

これができれば表やグラフの読み取りは一気に考えやすくなります。


今回の問題の場合、9.9万tを10万tに置き換えて考えてみましょう。

正確な数値を求める必要はないのですから、これで十分です。


そうすると、10万の5.6%ですから、630になるはずはありません。

そもそも1桁違いますよね?

概算で出した5600からも大きく数値がずれていますから、

この選択肢は確実に間違っているとスムーズに判断することができます。

このような数の感覚やセンスを磨くには、日ごろから問題を解くときに

解答解説で〇×をつけるだけでなく、

「どうすればもっと簡単に考えられるか」

「ほかの解き方はないか」

などと掘り下げて考えていくと良いでしょう。

練習すれば着実にセンスは磨かれていくはずです。


「何がどこまで必要なのか」を意識して、「効率よく答えを導く」ための考え方は、

受験はもちろんですが、社会に出た後でも武器になる考え方だと思います。


ぜひ、工夫しながら楽しみながら、日々の学習に少しのアクセントを加えてみましょう!!


伊藤