小・中学部ブログ

2026.09.22

シルバーウィーク小噺

11年ぶりに5連休のシルバーウィーク、いかがお過ごしでしょうか??

9月は中間テストが実施された中学校も多く、学校課題や塾での対策授業等で疲れがたまっていた人も多いのではないでしょうか。

連休中も塾の授業はありますが、学校がお休みのこの5連休でしっかりと休んで英気を養ってもらえたらと思います。


さて、冒頭にも書きましたが、毎年5月のゴールデンウィークと異なり、9月のシルバーウィークは毎年あるわけではありません。

そもそも日本の祝日は、「国民の祝日に関する法律(祝日法)」という法律で定められており、この法律の第2条では、1月1日の元日から11月23日の勤労感謝の日までの祝日名と日にちが定められています。

そして、第3条第3項では、「その前日及び翌日が「国民の祝日」である日(「国民の祝日」でない日に限る。)は、休日とする。」と規定されています。

法律の条文というのはわかりにくいものです(中3の皆さんは日本国憲法の条文を社会の授業で扱っていると思いますので共感できるかと思います)が、この条文を一言でまとめると、

「前の日と次の日が祝日なら、その間の日は休日とする。」

ということです。

昨日の9月21日は「敬老の日」という祝日で、この日は「9月第3月曜日」と定められており、明後日の「秋分の日」は文字通り「秋分日」と決められています。

この「秋分日(昼と夜の長さがちょうど同じになる日)」は、天文学的計算により9月22日〜24日の間で変動するため年によって日にちが異なり、およそ6年~11年に一度、「敬老の日」「平日」「秋分の日」という並びになる年が登場することがあり、祝日に挟まれた間の平日が「国民の休日」となるという仕組みです。


さらに、祝日にはそれぞれに意図や目的がある(定められている)ことを知っていましたか?

この意図や目的も、祝日法によって定められています。

敬老の日のように、祝日名から意図や目的がわかる日もありますが、秋分の日のように、祝日名からはわからない日も存在します。

ちなみに、秋分の日は、祝日法第2条で「祖先をうやまい、なくなつた人々をしのぶ。」と定められています。

イメージがわきにくいかもしれませんが、秋分の日はまさに「お彼岸」にあたります。

お彼岸は、ご先祖様を供養し、日頃の感謝を伝える日本の伝統的な仏教行事で、春分の日と秋分の日の前後3日間を合わせた7日間に行われます。

春分の日と秋分の日をそれぞれ「中日」とし、前後3日間を合わせた7日間に行われます。

この時期は昼と夜の長さがほぼ同じになり、此岸(この世)と彼岸(あの世・仏様の世界)の距離が最も近くなると考えられたため、秋分の日もこのような意図・目的で祝日となっているのですね。

そして、お彼岸の時期にちょうど花を咲かせるのが、その名の通り「ヒガンバナ(彼岸花)」です。

赤色の花が最も一般的で、河川敷やあぜ地などで普通に見られます。

群生したヒガンバナは非常に見ごたえがあり、ヒガンバナの名所も各地に存在します。

ここ愛知県では、半田市の矢勝川の彼岸花が知られています。

半田市は有名な童話「ごんぎつね」の作者、新美南吉の出身地であり、矢勝川周辺は童話の舞台となった場所とされています。

時期になると河川敷に植えられた300万本以上の彼岸花が一斉に花を咲かせ、一面に赤い絨毯を広げたような光景が広がります。

「ごんぎつね」には、『ひがん花が赤い布のように咲いている』との表現があり、これにちなんで、1990年に地域の方が球根を植えたのがはじまりだそうです。

ヒガンバナが咲くと、本格的な秋の訪れを感じます。

名所と呼ばれる場所でなくても、とても身近な場所にも普通に咲いている花です。

ぜひ皆さんも、お休みの日などを利用して身近な「小さい秋」を見つけてみてはいかがでしょうか。


伊藤