高校部 保護者通信 12月号

高校部　保護者通信　12月号

2025.12.03

①睡眠時間の確保

肌感覚で「今年はインフルエンザが流行しているな」とは思っていましたが，データを見ると驚きです。昨年同月比で約10倍の罹患者がいるようです。こういう状況は多角的に見ることが大切ですが，塾講師として気になるのは２点です。まずは予防意識の低下です。コロナが猛威を振るっていた５年前と比較して，手洗いうがい，アルコール消毒が雑になっている子が目立ちます。今一度，できることをきちんとです。そして睡眠不足に起因する抵抗力の低下です。学習面談の際に子どもたちの睡眠状況についてヒアリングをしていますが，受験日が近付いてきたこのタイミングだからこそ，７～８時間の睡眠を確保してほしいです。そのためにも，ご家庭のマインドセットを「睡眠≠怠け　睡眠＝回復」と整える必要があります。毎年のことですが，偏差値70overを叩き出す子ほど，たくさん寝て，日々を万全のコンディションで過ごしています。とはいえ，ぐーたら過ごすのはNGなので，この辺りの見極めをお願いします。

②あえて居心地の良さから離れる

「入試直前期は学校や塾をお休みさせて，家で演習させた方が良いでしょうか…」というご相談を受けることがあります。私としてはオススメしていません。理由は多々あります。学校や塾への移動時間は，運動不足になりやすい受験生の良い刺激になります。どうしても勉強中は視線が下がり気味になり，気分も下がりやすくなります。移動時に前を見て，信号待ちの時間に空を見るだけでも気分転換になります。また，ある程度の雑音，人の気配に慣れておくことも大切です。確かに，受験生が集まる場では余計な情報が入ってくることがあります。これすらも成長のガソリンにしていきましょう。私は子たちがつまずき，転んで，立ち上がることも貴重な経験だと考えています。そして，自ら「非日常」の世界に陥らない工夫でもあります。入試当日はどうしても非日常になります。非日常は想像以上に疲れます。だからこそ日常が大切です。「過去問では合格点が取れていたのに…」と悔しい思いをする子の共通点が，直前期に「居心地の良さ」に過度にこだわってしまうことです。どんな環境でも力を発揮できるタフさを身に付けていきましょう！

※　長らく入塾受付を停止しておりましたが

学校推薦型選抜，総合型選抜を希望する高校

３年生の卒塾に伴い，入塾受付を再開します。

詳細は校舎までお問合せください。

（田中）